技術の変遷
アキュフェーズは1972年に創業し、2022年に50周年を迎えました。オーディオ専門誌
「MJ無線と実験」に於いて、創業から50年間の製品開発における技術の変遷に関する、
特集が掲載されました。株式会社誠文堂新光社様、筆者の柴崎功様のご厚意により、
半世紀の足跡を振り返るべく、当時の連載をそのまま掲載させて頂きます。
「アキュフェーズ40年の歩み」
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【2012年9月号】
日本の高級音響機器専門メーカーの草分けである「アキュフェー ズ」が2012年6月1日に創業40周年を迎え,その記念モデル群が世界で高い評価を得ている.これから5回に分けて「アキュフェーズ40年の歩み」を振り返る.
〈1〉「ケンソニック」の誕生とデビュー作
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【2012年10月号】
パワーアンプ第1弾の P-300 から純 A級モノーラルアンプA-100 までの「電圧フィードバック型パワーアンプ」の注目モデルに的を絞って, 回路技術を中心に振り返ってみよう その後,同社 のパワーアンプは現行モデルにも採用されている電流フィードバ ック方式が主流となっていく.
〈2〉パワーアンプ回路技術の変遷[前編]
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【2012年11月号】
P-550からアキュフェーズのパワーアンプは電流帰還方式に移行し,「MCS」や「MCS+」などの改良版を開発して現在に至っている.そこで電流帰還に移行してからの同社パワーアンプの変遷と,電流帰還アンプを用いて交流電源波形の修復や安定化を行うクリーン電源装置の変遷を振り返ってみよう.
〈3〉パワーアンプ回路技術の変遷[後編]
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【2012年12月号】
9月号で紹介したC-200 (1973年発売)からスタートしたアキュフェーズのプリアンプは, 現在の最高峰モデルC-3800に到達するまでにどのように進化してきたのだろうか.2作目のC-220以降の代表的なプリアンプに的を絞って, 設計コンセプトと回路技術 の変遷を振り返ってみよう.
〈4〉プリアンプ回路技術の変遷
【2013年1月号】
創業40周年を記念してスタートした「アキュフェーズ編」は今回が最終回だ.そこでCDおよびSACDプレーヤーを中心にして,デジタルチャンネルデバイダー,音場イコライザー,デジタル処理FMチューナーを採り上げ,同社のデジタルオーディオ技術の変遷を振り返ってみよう.
〈5〉デジタルオーディオ回路技術の変遷
「アキュフェーズ41~50年の歩み」
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【2022年6月号】
同社は今年創業50周年を迎え, この10年間に大きな進展があった.そこで「アキュフェー ズ創業41〜50周年の歩み」と題した新連載を開始する. 第1回はアキュフェーズの近況と,アナログオーディオ機 器を紹介しよう.
〈1〉会社の近況とアナログオーディオ機器編
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【2022年7月号】
可変ゲインアンプAAVAを初搭載したC-2800が2002 年に登場して以降プリアンプの型番数字が4桁となり, AAVA回路を搭載したプリアンプの4階級ラインアップ が誕生.AAVA回路の相次ぐ改良で,諸特性や音質が向 上した.今回は2013年以降に登場したプリアンプと, FM専用チューナーの回路技術を紹介しよう.
〈2〉プリアンプとFMチューナー編
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【2022年8月号】
アキュフェーズ製品でユーザーが最も多いカテゴリーが プリメインアンプとのことだ.このためプリメインアン プはさまざまなユーザーの要望に応じられるようA級と AB級合わせて4つのラインアップがあり,セパレート アンプ並みの音質を目指してたゆまず進化し続けてい る.
〈3〉プリメインアンプ編
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【2022年9月号】
デジタル信号処理に造詣が深いアキュフェーズは,独創 的なアイデアを高度なデジタル技術で具現化したオー ディオ機器群を世に送り出して来た.今回はオプション ボードを除いた,コンポ型デジタルオーディオ機器を紹 介しよう.
〈4〉デジタルオーディオ機器編
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【2022年10月号】
アキュフェーズのパワーアンプ第1弾は,150W + 150W /8ΩのP-300である.デビュー作から大出力アンプを手 がけている同社は,ハイパワーアンプに関して高度な回 路技術と実装ノウハウを有している.この技術とノウハ ウが遺憾なく発揮されたのが,今回取り上げる2013年以 降の「クリーン電源」と「AB級パワーアンプ」である.
〈5〉クリーン電源とAB級パワーアンプ編
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