E-460はE-450のモデルチェンジとして、これまで培った高度な設計テクノロジーを結集し、進化した「AAVA方式ボリューム・コントロール」を搭載、アキュフェーズのAB級プリメイン・アンプでは久々に出力素子に《パワーMOS FET》を採用するなど、最新回路と最高グレードの素材により、音楽の持つ個性や優れた潜在能力を引き出す、高級インテグレーテッド・アンプとして誕生しました。
「AAVA」は、ボリューム(音量調整機能)の概念を根本から変えた革新的技術で、A/DやD/A変換などを使用したディジタル処理ではなく、あくまで純粋なアナログ処理による、高性能・高音質ボリューム・コントロール方式です。AAVAは、増幅部と音量調整器を一体化、可変抵抗体を使用しないため、性能や音質の経年変化による劣化が少なく、長期に亘って高信頼性を保持します。
パワーアンプ部は、最新のインスツルメンテーション・アンプ方式を採用して信号経路をバランス伝送化、より進化した『MCS +』回路やカレント・フィードバック増幅回路を搭載して、電気的性能の更なる向上を図っています。出力素子には、魅力ある音色を持つ《パワーMOS FET》を採用、チャンネル当たり3パラレル・プッシュプル駆動して、低負荷インピーダンスの駆動能力を大幅に向上させています。この素子は、周波数特性に優れ、入力インピーダンスが高く、前段(ドライブ段)に与える負荷の影響を軽減し、熱の変動に対しても非常に安定した動作を得ることができます。